公益財団法人 スズキ教育文化財団

第5回特別支援学校支援事業 寄贈式を開催

2024.02.12

2月6日に、「第5回特別支援学校支援事業寄贈式」を開催しました。

今年度は、36校の静岡県内特別支援学校PTA様へ、児童・生徒の皆さんが学校で使用する遊具や楽器、ICT機器、工具などを寄贈いたします。寄贈式には、ご来賓の静岡県教育委員会事務局 特別支援教育課 指導監の本杉様をはじめ、PTA代表者や学校関係者など78名の皆様に出席いただきました。

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開式にあたり、静岡県立浜松特別支援学校 城北分校の皆さんによるトーンチャイムの演奏があり、きれいな音色が重なる素晴らしい♪「花は咲く」♪が披露されました。

ennsou.jpg寄贈式では、財団理事長が「これまでに寄贈した物品も児童・生徒のため、有意義に活用されているという報告や喜びのお手紙や写真なども目にし、大変うれしく思っております。目まぐるしく変わる世の中でも、子どもたちが順応し、自分の夢を叶え、将来それぞれの場でそれぞれの力を発揮し、生き生きと社会生活を送られますよう、引き続きお手伝いさせていただきたいと考えております。是非今後とも、児童・生徒の皆さんが学習・スポーツ・諸活動を通じて個々の可能性を広げられるよう、様々な場面でご活用ください。」と挨拶し、寄贈先を代表して、静岡県立浜松特別支援学校PTA会長の鈴木様に目録を贈呈しました。

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続いて、寄贈先を代表して、静岡県立浜松特別支援学校校長の佐藤様より「令和元年度に寄贈いただいた大型遊具は、『あったらいいな』というものから『あってよかった』という、なくてはならないものになりました。今年度もそれぞれの学校で『あったらいいな』と願っていた数々の品をいただくことができ、特別支援学校PTAとして大変喜んでおります。学校としてもこのご支援を子供たちの笑顔、そして学びの深まりにつなげていきたいと考えています。」とご挨拶いただきました。

続いて、ご来賓の特別支援教育課 指導監の本杉様からは、「本日寄贈いただいたものは、このようなものがあったら子供たちが楽しめる。もっと活動が活発になり、経験が増えてできることが増えていく。友達とのかかわりが増え、学習や生活が豊かになっていく、そういうものばかりです。子どもたちのさらなる成長とともに教員のさらなる指導力の向上にもつながるよう有効に使用させていただきたいと思います。また、障害のある人とない人が共住する地域社会の中で、ともに支えあい、育ち生活する共生社会の構築を目指していきます。」とのお言葉をいただきました。

その後の交流会では、特別支援学校の卒業生たちが働いている「スズキ農園」のイチゴを召し上がっていただきながら、過年度寄贈物品の活用状況をお聞きいただきました。

今回は、静岡県立沼津特別支援学校「プロジェクター」、静岡県立吉田特別支援学校「長胴太鼓」、静岡県立西部特別支援学校「TDパイロット(視線入力装置)」の活用状況について各学校の先生がわかりやすく発表くださり、寄贈物品が様々な場面で活用され、児童生徒の楽しみや成長に役立っていることを皆さんに知っていただく機会となりました。

最後は、スズキ株式会社やスズキの関係会社で活躍している卒業生たちの様子を紹介させていただき、閉会となりました。今年度は4年ぶりに交流を含めた形で開催することができ、相互理解が深まったように感じます。当財団は今後も、子どもたちの成長と笑顔につながるお手伝いを続けてまいります。